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2017-11

日常靴飯「柿の収穫と革下駄の履き方」

水谷です。

僕の相方の実家が農家で、数ヶ月に一度畑仕事を手伝いに行きます。

畑の整備や管理、次に何を作るかなど常に向き合っている姿勢を毎回目の当たりにして頭が下がります。
それも物作りと一緒だなぁと思うからです。

 

10月下旬。
毎年恒例になった柿収穫に行ってきました。

柿の他にも野菜や果物を育てていますが、今年はイノシシに畑を荒らされてしまい先ずはその整理から。

 

ハウスを解体したら牛蒡を収穫しました!さすがに牛蒡は荒らされず生き残ってました。

 

牛蒡は土の奥深くまで伸びてるので一度スコップで掘った後、掘った溝を足場にしてもう一度掘ることでようやく収穫できます。額に汗掻きなんとか取り出せました!

普段まるで農作業しないので全てが新鮮!身体動かすのもとっても気持ちいいです!

 

 

午後からメインの柿収穫。

柿の横に陣取ってるカエルに遭遇したり、

ビビリな僕にはドキドキする様な事もありましたが、無事終了〜〜。

お土産に柿を貰って帰ってきました。
ああー楽しかった!

毎年おいしいとこどりばかりさせて貰っているのでもっと手伝わないとなぁと感じてます。

 

さて、
今回の奈良遠征には「革下駄襷留め」で行って、長靴に履き替えて作業にあたりました。

僕は遠出になるときは革下駄を履いて行く事が非常に多いです。履き替える用に持ち歩く事も多いです。

そんな僕の履き方をご紹介させて貰います。
普通に履いて歩くときはしっかりと襷を掛けて。


ちょっとだけ「つっかけたい」時などは、踵部分のベルトを「くいっ」とつま先側に倒して。

この二つのスタイルで用途の幅がぐんと広がります。

京都は寒くなってきましたがまだまだ活躍してくれそうです。

日常靴飯 「剣道と靴作り」

野島です。

 

剣道をやっていると欲が出てくる。打ちたい、打たれたくない、勝ちたい、負けたくない、俺の方が強い、負けるはずがない、俺の方が構えが美しいはず、面が入った、なんで今のが入ってないんだなどなど。
全身を覆いながら胸の奥と頭の後ろあたりから立ち昇る湯気のような炎のようなイメージ。
若い頃はこれが剥き出しで、それを隠すどころか抑えようともせず、明確な目標もなくただ欲の向くまま動いていた。

バガボンドという作品でいくつも名言と言えるセリフがあるのですが、その中の「誰かと対峙した時、それぞれが心を揺らすことなく真ん中であれたら、戦いは起こらない。戦う必要がない。」「分かれ道はいつも心の内にあるわな。真ん中が一番いい。」

この真ん中という感覚。集中している時、全体を意識せずにとらえている時、剣道で出頭を打った時や相手の居ついたところを打ちこめた時に後から、または動き出しの瞬間に気付くことがあります。しかし、頭でその感覚に気付いた時にはもうそれを意識してしまって真ん中にない。

「天下無双とはただの言葉じゃ。」「いかにさやから抜かずにおくかそのために、我々は死に物狂いで剣を振っとるのだ。」

作者の井上雄彦さんが柳生石舟斎やその師匠にこの台詞を言わせることにどれほど自身を見つめ、奥まで覗き込み、追い込んだか。ものづくりに携わるものとしてわかるようになってきた。
剣道とは剣の理法の修練による人間形成の道である。
小学生の時に聞き、今でも心に残っている。当時はその言葉の意味をとらえずただただ重さだけが頭に残った思い出がありますが、これからの人生はこのことを常に意識しながら仕事、稽古、生活全てをやっていきたいと、15年振りに剣道に復帰して思えるようになりました。
取材の時などに、剣道と靴作りがどこか似ていると話すことがあるのですが、それがこれです。

さて今日も製作がんばります!

日常靴飯

宇都宮です。

前から作りたいなぁと思っていた植物用のハンギング。
ヌメ革の端材を使わせてもらってざっくりと。
ヌメ自体の加工方は以前野島さんがやっているのを見ていて、その時に“吊るしたい!”と思っていたのをようやく形にしました。
ヌメと植物のカラーがいい感じで思っていた以上の雰囲気に大満足です。

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